えさからこだわってまじめに、育てました!

日本で消費される海老の約95%(原料ベース)は輸入海老です。そしてその輸入海老の約56~60%が養殖海老です。しかし過去この輸入される養殖海老において様々な抗生物質、抗菌剤を含む薬品などの輸入通関時の違反事例が発生しています。また養殖池の海水塩分濃度を薄めて成長を速めた結果、珪藻プランクトンが発生し、それを食べた海老からかび臭い、泥臭いといった大きな風味上の問題が発生しています。「ハーブシュリンプ」は、専用配合飼料と適正な養殖管理により安全で風味豊かな海老を育てるプロジェクトです。
「ハーブシュリンプ」6つの特徴
1. 専用飼料

「ハーブシュリンプ」の育成に使用する飼料は、厳選された高品質の魚粉などの原料を使用し、「レモングラス、ミント、オリーブ、ジンジャー」などのハーブを配合した専用飼料です。この飼料は、日本企業フィードワン(株)とインドの有力飼料会社Shalimar Pellet Feeds LimitedのJV企業であるNippai Shalimar Feeds Pvt Ltdにより、徹底した管理のもと一切の抗生物質・抗菌剤を使用しないで製造されています。
2. 安全・安心と一貫したトレーサビリティー

養殖海老において、いくらトレーサビリティーが取れていても飼料の安全性が十分でなかったり、養殖の安全性が十分でなければ最終製品が安全でないのは言うまでもないことです。「ハーブシュリンプ」は養殖海老を「飼料から設計」しました。「ハーブシュリンプの生産スキームは、
(1) ハーブ含有の飼料を安全にしかも最終製品が特長を持てるようにこだわりを持って生産する
(2) アメリカ(ハワイ州)よりウィルスフリーの親海老を輸入し、抗生物質などの動物性投与薬を使用しないで健康的な稚海老を生産
(3) 養殖場を日本の法規に則った安全な管理基準で管理し適時ノースイ養殖海老管理規定により監査する
(4) 養殖場の海水の塩分濃度を最低2.5%以上に管理し、ハーブ餌を与えて養殖する
(5) トレーサビリティーをしっかりと確保したうえで、工場に搬入
(6) 工場で安全な最終製品を生産する
この飼料から製品までの一連の流れの中に製品の安全・安心があり、一貫したトレーサビリティーが実現されます。
3. 香り・風味

「ハーブシュリンプ」に使用する海老は塩分濃度を一定以上に保った海水で養殖されています。このため養殖池の珪藻プランクトンなどにより発生する嫌な匂い(カビ臭、泥臭等)がありません。また通常の飼料で育てられた養殖海老より硫化水素系の臭い(腐乱臭、温泉臭等)も少なくなっています。このため「ハーブシュリンプ」は、海老が本来持つ風味がしっかりと現れ、ほのかにさわやかなハーブの香りがする海老となっております。
ハーブの香りは生物内に取り込まれますと脂質に多く残る特性があります。海老は一般に脂質が少ないため、「ハーブシュリンプ」はハーブの香りが強く出すぎず、お料理の際に海老本来の風味をしっかりと引き出せます。
4. 低密度養殖

「ハーブシュリンプ」に使用する海老は他産地通常養殖のバナメイ海老と比較して低い養殖密度に抑えて、のびのびとした環境で抗生物質・抗菌剤を使用せず、健康的に育てられています。環境負荷も少なく病気が発生しにくい持続的な生産方法です。
5. 高塩分濃度 海水養殖
高塩分濃度(約2.5%~4.0%)の海水で養殖していますので低濃度の海水養殖海老と比較して旨味成分となるアミノ酸含有量が多く、カビ臭などの心配もありません。
6. 活け〆

海老の鮮度は養殖池から水揚げ後の10分間で決まってしまいます。「ハーブシュリンプ」に使用する海老は漁獲後、すぐに氷水に活け〆にして短時間で海老の中心温度を5℃以下にしております。
メニュー例
「ハーブシュリンプ」はハーブの香りを強調した素材ではなく、食べた時に海老本来の風味が素直に出てくる素材です。このため海老の美味しさ、風味をストレートに表現するお料理には最適です。また下記の「ハーブシュリンプのサラダ」や「ハーブシュリンプのタイメシ」のようにハーブの香りを更に強調したいときはお好みのハーブを合わせてご使用いただきますとハーブシュリンプの持つ風味と相まって香り高いお料理となります。
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ハーブシュリンプのグリルサラダ
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ハーブシュリンプのあられ揚げ
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ハーブシュリンプのパエリア
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ハーブシュリンプのふわふわえび団子
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ハーブシュリンプのチャーハン
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ハーブシュリンプのタイメシ
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ハーブシュリンプのチンゲン菜の炒め物
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ハーブシュリンプのアヒージョ
ハーブシュリンプのカタログ

ハーブシュリンプの更に詳しい情報をお知りになりたい方は、商品カタログご用意しております。電子カタログですので、PC、タブレット、スマホ上でそのまま閲覧いただけます。