栄養価も高く、食物繊維たっぷりとうもろこしCORN

  • 夏素材
  • 旬:6~9月
  • 科名:イネ科
  • 原産地:アメリカ大陸

アメリカ大陸が原産地で、日本にはポルトガル人によって16世紀後半にもたらされ、北海道には明治初年にアメリカから品種が導入され、本格的な栽培が始まった。主食としても食べられるほど炭水化物が多く、野菜の中では高カロリーですが、食物繊維をはじめ、大事な栄養素がバランスよく含まれています。


食物繊維は「さつまいも」よりたっぷり

主成分はデンプンですが、ビタミンB1・B2・E、カリウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。なかでもとうもろこしの一粒一粒を包んでいる皮は、セルロースという不溶性の食物繊維で、含有量は、さつまいもの4倍といわれています。

動脈硬化などの予防にも

悪玉コレステロール値を下げる働きがあるといわれているとうもろこしの胚芽部分には、リノール酸が含まれており動脈硬化などの予防に役立ちます。

「スイートコーン」は甘味種の呼び名
糖度や実のやわらかさ、食味などに焦点を当て品種改良が進み、地域によってさまざまな品種が作らている。

ハニ-バンタム
ハニ-バンタム甘味種の中でもさらに甘みの強い品種で、スーパースイートコーンといわれることも。種皮が厚く、加工用には向かない。

ベビーコーン
ベビーコーン甘み種を若採りしたもの。幼果なので栄養は少く、缶詰めに加工されることが多い。ヤングコーンともいう。

シルバーコーン
シルバーコーンハニーバンタムの白粒種。小粒でつやがあり、皮がやわらくて甘みも強い。

ウッディコーン
黄色や紫、白色の実が混在している。もちもちとした食感が特徴。

素材の選び方

ひげの色が濃いほどよく熟しているので、茶色く濃いものを選びます。ひげがたっぷりついていているものがよい。外皮の緑色が濃いものを選びます。変色しているものは鮮度が落ちているので注意。

素材の小ネタ1

トウモロコシの皮の先端に毛(絹糸)が出ていますが、あの毛はいったい何のためについているのかご存じでしょうか? 皮をむいてみると、それぞれの毛はトウモロコシの粒につながっていて、あの毛はメシベの一部といわれています。トウモロコシは、1つの株にメシベだけの雌花と、オシベのみの雄花を咲かせます。雄花は茎の先端について穂をつくり、次に雌花は茎の中間の付け根部分につきます。雌穂にはたくさんの雌花があり、そこからそれぞれ長いメシベが出ています。このメシベがトウモロコシの毛といえます。毛のようなメシベに、雄花の花粉がつくことで実ができるのです。

とうもろこしのヒゲ(絹糸)の数は粒の数と同じなので、粒を数えてみるときは、ヒゲの数を数えるのも一つですし、実際に1粒づつ数えてみるのも良いでしょう。問題がない限り、とうもろこしの粒は偶数になるはずです。その理由は、粒はもともと雌花で、花は2つ1組で咲くからです。とうもろこしを割って断面をよく見ると、1つの軸に、粒が2つついているのがわかります。

素材の小ネタ2

トウモロコシに黄色い粒と白い粒がありますが、白いとうもろこしは栽培が難しく、とても希少価値の高いトウモロコシと言われております。珍しいだけあって、白いトウモロコシの特徴は、何と言ってもその甘さです。 糖度15度以上とも言われる強い甘さの中にも、トウモロコシ本来の味をしっかり感じられ、しかも生で食べられるほど粒皮は柔らかく、みずみずしいと言われています。

とうもろこしの花

雄花の固まり雄穂(ゆうすい)、雌花の固まり雌穂(しすい)。


とうもろこしの株のいちばん上には、十数本に枝分かれした雄の穂(雄穂)がつき、茎の1~3カ所の葉の付け根にそれぞれ1本ずつ雌穂がつく。雌穂の中心には、円柱形に軸(とうもろこしの芯にあたる部分)があり、この表面を取り囲むようにしてたくさんの雌花がつき、雌花の一つ一つからは絹糸(けんし)とよばれる黄緑色の長いメシベ(ヒゲと呼んでいる部分)が出ている。ここに雄穂についている多数の雄花の花粉がつくと一個の粒になる。

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