世界三大美果のひとつマンゴーMANGO

  • 春夏素材
  • 旬:3~6月
  • 科名:ウルシ科
  • 原産地:インド等

インドとインドシナ半島が原産の常緑大高木。紀元前から利用され、熱帯、亜熱帯に広く栽培されている。品種は多いが、フィリピン産のカラバオ種と、果肉がオレンジ色のメキシコ産のアップルマンゴーが多く輸入されている。日本に登場したのは明治時代で、国内で本格的に栽培が始まったのは、1970年頃だそうです。


がん予防にも効果が期待

マンゴーはβ-カロテンが豊富です。細胞の老化を抑える抗酸化作用があるので、がん予防の効果が期待できます。また食物繊維が多いのも女性には嬉しい特徴です。マンゴーの果実は生食のほか、ジュース、缶詰、ゼリー乾果などに用います。インドや中米では、若果を生食したり、漬物にしたりもします。

注意が必要。マンゴーは「ウルシ科」の果物

マンゴーはウルシ科で未熟果などにはウルシオール様物質があってかぶれやすく、食べてから1~2日後に出る遅延型アレルギーで、過敏性の人は注意を要します。

形もいろいろ!色もカラフル!
マンゴーの花粉は雨に弱いため、フィリピンや台湾では乾季に、日本ではハウス栽培で育てています。

アップルマンゴー
アップルマンゴー果実は400~500g前後の卵形。果皮がりんごのように真っ赤になります。

キーツマンゴー
キーツマンゴー完熟しても果皮が赤くならず緑色なのが特徴。香りが強く少し黄味がかって実がやわらかければOK。果皮が一部赤くなるものもある。

ペリカンマンゴー
ペリカンマンゴー形が細長くペリカンのくちばしに似ていることからこのような名前になった。1年を通して出荷されています。

タイマンゴー
タイマンゴー外見や風味はペリカンマンゴーに似ていて、果皮は薄い黄色で平たい卵形。ほぼ1年を通して輸入されている。

素材の選び方

果皮にしっとりとしたツヤがあり色鮮やかでふっくらとしているものを選びます。シワのあるものや果皮に黒い斑点があるもの、さわってブヨブヨしたものは古いので注意。

素材の小ネタ1

マンゴーの原産地はインドからマレー半島にかけての熱帯地域。この暑さのなかでも活動できる昆虫「ハエ」に、花粉を運んで受粉してもらっています。マンゴーの花は強烈な匂いがしますが、このハエを寄せつけるための腐敗臭だといわれています。

素材の小ネタ2

マンゴーといえば宮崎県の特産品であり、世界でも暖かい気候で育てられている果物だというイメージがあります。マンゴーの栽培が行われているイメージは全くないかもしれませんが、実は気候的にも涼しい北海道でもマンゴーの栽培は行われております。現在では農業技術も発達してきたため、温度や湿度もコンピュータで管理が出来る様になり、結果としてマンゴーの栽培も場所を選ばずに出来る様になったのです。しかも北海道でのマンゴー栽培という試みは2005年から始まっていたため、既に北海道のスーパーでは北海道産のマンゴーを見かけることもあります。

素材の小ネタ3

マンゴーという言葉の由来をご存じでしょうか?マンゴーという言葉自体は、原産国である南インドのタミル語での呼ばれ方「マンギー」がなまったものです。中国語では「芒果」です。「芒」は「マン」、「果」は「ゴ」に似た発音をするので「マンゴ」と読みます。台湾では中国漢字表記と異なり、台湾では「檨仔」です。発音は「マンゴー」や「マンギー」などとは全然違い、「ソァイアー」と呼ばれているそうです。

マンゴーの花

赤とピンクが混ざった無数の小さな花が集まっています。


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